大型弩砲の使い方

「大型弩砲」は長射程の矢を発射するユニットで、敵単体に対する攻撃力では味方ユニット中最強を誇ります。

弾道やダメージについては注意点がありますが、特性を理解して使えばかなりの戦力アップが期待できます。

 

投石機との違い

大型弩砲を作るころには簡易投石機はとっくに導入済みで、大型投石機に移行する前後だと思います。

優先度では大型弩砲よりも大型投石機が上回りますが、この2種類のユニットは役割がまったく違うので、片方があればもう片方は不要になる、というわけではありません。

投石機の特徴

投石機の特徴は範囲攻撃で、多くの敵にヒットしダウンさせることができます。

そのためウェーブに対する防衛戦では、ザコ処理・足止めに向いています。

弾道は放物線を描くため、城壁越しに敵を攻撃できます。

大型弩砲の特徴

対して大型弩砲は、ヒットする対象は貫通しても3体までです。

ザコ処理をするよりも体力のある強敵を狙うほうが、高い攻撃力を生かすことができます。(敵がアンデッドなら恐怖の羊飼い、邪悪巡礼者、ネクロマンサーなど)

なので、防衛戦では「最も強い敵を狙う」モードでの運用が基本になります。

また、弾道は直線的です。前方に城壁などの障害物があると攻撃できないので、その障害物よりも高い塔に載せる必要があります。

障害物より高い塔に大型弩砲を載せる

大型弩砲には敵ユニットをダウンさせる効果はありませんが、野戦ではいちいちダウンさせないことによりテンポよく敵を倒すことができます。

 

属性はフリーズ攻撃

大型弩砲は攻城兵器ではなくフリーズ兵器扱いです。

そのため敵のアーマーによる影響を大きく受けます。以下はユニットと建物のアーマーの効果です。

ユニットのダメージ倍率

装甲種対フリーズ対攻城兵器対アンデッド
アーマーなし100%100%100%
重装甲アーマー70%100%70%
攻城兵器アーマー50%100%100%

建物のダメージ倍率

装甲種対フリーズ対攻城兵器対アンデッド
要塞アーマー30%100%70%
民間アーマー50%150%100%

大型弩砲の攻撃力は65ですが、その数字がそのまま敵へのダメージとなるわけではなく、重装甲の敵に対しては70%、城壁などに対しては30%に補正されます。

具体例として「敵の城壁を攻撃する場合」、実際に与えるダメージは次のようになります。

  • 大型投石機(攻城兵器、攻撃力45)だと100%の45ダメージが入る(複数マスを巻き込む場合バラつきあり)
  • 大型弩砲(フリーズ兵器、攻撃力65)だと30%の19~20ダメージが入る(城壁の場合貫通もしない)

ということで、大型弩砲は城壁破壊には向いていません。

「重装甲アーマー」や「攻城兵器アーマー」も無視できない倍率ですが、そこは大型弩砲を複数台並べることでカバーしましょう。

大型弩砲は巨塔1つに4台乗せることができるので、4台一組で運用すると良いです。大型投石機と比べるとコストも安上がりです。

 

大型弩砲の長所と短所まとめ

長所

  • 単体への攻撃力が高い(強敵排除に便利)
  • 射程が長い(塔に乗せるとさらに広範囲。ただし近距離には死角ができる)
  • コストはそれほど高くない(金貨は不要)
  • 巨塔に4台乗せられる(大型投石機と比べると省スペース)

短所

  • リロードが遅い(台数をそろえることでカバーする必要がある)
  • 攻撃が貫通するが、3体まで(投石機と違って大量の敵を処理することはできない)
  • 目の前に障害物があると攻撃できない(塔に乗せないと城壁越しに攻撃できない)
  • ダメージ計算はフリーズ兵器扱い(城壁や建物を壊す用途には向かない)

 

おわりに

弩兵や投石機などの防衛ラインに大型弩砲が加わると、火力がアップする上に役割分担ができるので、敵の様々なウェーブ構成に対応しやすくなります。

大型弩砲で敵の強ユニットをサクッと排除し、弩兵や投石機でザコ処理をする、ということができれば理想です。

ただしウェーブの規模が大きくなってくると、ある程度の大型弩砲の台数と、それらを載せる巨塔を用意するなどの準備が必要です。

一方、野戦では障害物を気にする必要がなく、攻撃力を存分に発揮してくれます。

長所を見極めて、スマートに活用したいユニットです。

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